加藤鷹と聞いて、ただのAV業界物と思うなかれ。ついでにエロも期待するな。
実は単行本が出て書店に並んでいた時からちょっと気になってはいたのですが、購入する踏ん切りが付かず。
今回ここでレビューの高評価を見て、全話纏めてパック買い。
フィ
クション、ノンフィクション関係なく、物語として読み進めていくうちに、グイグイと引き込まれて行きます。また、登場人物も一人一人が個性的で、丁寧に描かれているし、また、もんでんさんの絵柄が、時に寂しげで、時にいやらしく、時に愛らしい。
うっかり登場人物に感情移入して苛ついてみたり、泣きたくなったり。
ケータイのボタンをポチポチ押しているのがもどかしくなるくらい、のめり込んでしまいました。
「人前に全てをさらけ出せますか?」
…無理(ヾノ・ω・`)…orz
最初に記載した通り、エロを期待すると拍子抜けします。(AV業界の話なので、それなりにエロシーンはありますが、エロ的欲情を前提とした描き方ではないので、乳だけで興奮出来る10代でもなければ、エロいとは感じないかと。)
ですが、それ以上に濃く深い作品。
我が人生を振り返り、色々と考えさせられる名作です。
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