ジョス・ウッド原作のバランタイン兄弟のシリーズ3作目、時系列的にはどうやらシリーズ第1作目らしい。記憶喪失ものはドラマティックになるからHQでは取り上げる作品が多いけれど安易すぎてツッコミどころ満載のものをよく見かける(128頁しばりはある
けれど)今作の記憶喪失は医療関係者ならちょっとと思うかもしれないけれど、素人目にはちゃんとした理由(人為的昏睡状態:事実家人がそれで助かりました)が成り立っていて、記憶の底にある感情からまた新しい愛情の芽が生えてきたような、ある意味最後まで記憶が戻らずに関係の再構築がステキだった。その上宝石の出所へのこだわりがリアルで原作も丁寧に描かれているのだろうけど、コミカライズも手抜きせずに描かれ、物語に重みを増してるように思えた。シリーズ3作とも良かったけれど、ことのほか良かった。3作ともBaby(妹編は妊娠までだったような...)が関わるお話しで、2作担当の汐宮先生のBabyがかわいいで、今作の私的壺はp78のヒーロー太ももにまたがって眠る”タイ”ご覧あれww
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