評価が高かったのと、お試し読みが面白かったので購入しましたが、原作は別の方だったんですね。
後から気づきましたが、原作者の阿賀先生は、「鬼と天国」と「恋をするには透明すぎる」を読んでいました。
どちらにも不器用で寂しがりなキャラが登場し
ますが、本作もそうですね。
本作の場合は、メインCP二人ともが寂しがりで、二人ともが心の機微に敏感で繊細です。
モノローグが多めで、小説家(片方は卵ですが)なだけあって、そこで出てくる言葉がとても綺麗。
正に"紡ぐ"という表現がぴったり当てはまります。
作画さんの見せ方も上手くて、すぅっと物語の中に入れましたし、切なくて所々うるうるきてしまう、でも最後はとても幸福な気持ちになれる、優しいお話です。
冒頭、言葉を星になぞらえるあたり、やはりタイトルのよだかは"よだかの星"の方にかけていたのか、と思いましたが、星になった"よだか"は、さて、夜鷹と匡平どちらなのか…うーん、こういうことを考えられるのも、なんだかちょっとロマンチックな余韻に浸れる、良い作品ですね。
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