3巻読了。2巻まではそれ程惹かれるものはなかったのですが、3巻終わりにラスボス登場で、ヒーロー「アルバート」の情緒欠落の人間性が出来上がったか、その謎と原因がわかってきます。その後も気になり、WEB版で完結まで見届けてきました。
物語序盤
で公爵家の噂話が出てきますが、実はコレが伏線で、のちのちのお話の重要な要素になってきます。
4巻からがタイトルにあるストーカーなりの展開の描写が出てきますが、そんな穏やかな日常の反面、隠された秘密が紐解かれるのは、ヒリヒリした陰湿な側面があり、物語は面白くなってきます。
異世界転生の括(クク)りのお話ですが、前世の日本人の病弱な女の子だった事は、物語にはあまり大きな関わりは無いなぁと思っていたのですが、物語の端々に日本人ならではのエピソードが出てくるのに、中世ヨーロッパ色は薄く、舞台の時代背景を薄めて、物語の枝葉を増やす為に必要だったのだろうとなぁと思いました。
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