最初にこの漫画の魅力を伝えておくと、それは「謎の使い方」だと思う。
読んでると、色々なわからない事が出てくる。
ストーリーは知ってるゲームに転移という、無茶苦茶ありふれたもの。
しかし、世界線の揺らぎ、関与によるズレ、そこの修正等で先
行きが見えない。
ありふれたと言えば、サブタイトルもそんな感じですよね。
チートで成り上がりツエェエって脳を空っぽに読めそう。
でも実際は安心感がありそうで一抹の不安を常に感じながら進む。
私も最初は、あーテンプレ漫画ねってテイで読み始めた。
こんなんばっかだなって思ってたけど、読み進めてみると、ん?意外と真面目?しっかりストーリー作ってる?え、どういう事?って脳を使い始めた笑。
でもそれは重要な事で、面白くなければ脳を使わないんです。
パラパラとせずにページ戻って、あ、そういう事ねって納得しようと思えるようになりました。
ここで突然だけど、冒頭どんなか書きますよ?
主人公はやり込みゲームに転移、学年の最下層クラスの最下位モブ(悪役)、容姿も駄目、ヒロインっぽい子には嫌われる、デバフあり。
そんな冒頭です。
最初の数ページですが駄目そうですよね?笑。
悪役令嬢要素までありですかと胸焼けが、、、。
でも、実際はそこは薄いし、知識系でもあるし、人物の関係も意外と細かい。
それぞれの目線まで描いている。
そう、そこが第二の魅力だったりします。
基本主人公の話だけど、時折他のキャラ目線や行動も描かれます。
なので、そのキャラも立ってくる。
ただ、いきなり別目線になったりするので読んでると戸惑います。
なんでしょう、ネテロが蟻と戦ってる時に、「確かにある」といきなりゼノの回想入るあんな感じでしょうか。
私も唐突にエピ入れましたが笑、そういう箸を止める場面が度々あり、さらに行間を読め風な所もあるので脳を空っぽにしてるわけにはいかないです。
そこをダルいと見るか、入り込むかは好みでしょうね。
そんなこんなで最初は星3程度だけど徐々に悪くないとなって3巻相当以降が本体で読めるわけですが謎も増えてどうなるんだーどういう事なんだーと段々面白さが増します。
(追記24.9)作者さんコロナにかかっちゃったようです。
最近の連載は本当に面白いので、ゆっくり治してまたパワー貯めて頑張って下さい。楽しみに待ってます。コミックスの方も買わせて頂いてます。
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