レビューを全て読んで、ちょっと期待半分にして読み始めたんですが
久しぶりの一気読みでした
グロいシーンも多々ありで、BLにありがちな「ほんわか893な世界」とは一線を画していますので、苦手な方はご注意を
こちらの作品、暴力とグ
ロさが良きスパイスになっていて、ハラハラする緊迫感が檜のヤバさを際立たせ、おバカでカワイイ春日部の不自然な危うさが、もうしっかり描かれていて、かなりの良作で楽しめました。
檜の「目標にゴールしてしまった後の脱力感」とか、春日部の「記憶からの自己防衛のために思考停止?」とか、張り巡られたキャラの意図を読み取りながらの展開に大満足な読後
エンドは…まぁ、こうなってしまうよねそもそもツラい世界線で生きてる二人なので、このエンドで納得です。
檜の最後のセリフを考えました。春日部を一人残して、自分が死ぬのは「闇に引き摺り込まれた孤独な春日部」が憐れで死ぬに死ねない?とか思ったりしましたが…。やっぱり自身も深い闇に堕ちてる檜だから「執着愛と支配欲の権化としては、一蓮托生」なのかな?
簡単に無理心中しちゃわない、図太い檜が好きです
ぜひ、ここはネタバレ無しで「人生どころか命まで賭けちゃう執着愛」を読んでほしいです
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