人魚姫、ハピエン好きに私が形成されてしまうきっかけのひとつとなった話。幼少期、二度と読み直しができなかった。楽しいはずの読書体験の中には、このアンデルセン童話によって、地雷もあるのだと多分初めて思い知らされた。
HQで書き換えてくれてあり
がとう。
橋本先生の描かれる男性は少しワイルドがかったムンとするセクシーさがあるタイプがお得意で上手と思っていたが、ここで描写された王子のように、ノーブルな雰囲気のスッキリ顔も行けるんだと知った。意外にこっちもキャラが立っている。
如何せんヒロインだ、ちょっと簡単な印象。線が選びとられたようには見えず、ヒロインのことを人魚姫と王子が思ってしまうような容姿に感じ取れなかった。ヒロイン以外は気にならないが、ヒロインを人魚姫とするために、王子の側での言葉の説明あるが、視覚要素欲しい。
ベッドシーン多すぎる。出会った途端からひかれ合っていることや、始まったら二人は夢中であるというのを描写する手段として強力だが、HQコミックスに持ち込まれ過ぎると愛の表しかたが狭くなる。ストーリーに工夫が足りなくなる。
ところどころ、バランスがよくないように見えるコマもあった。
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