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シュトヘル 1
青年マンガ
シュトヘル 1
14巻完結

シュトヘル 1

690pt/759円(税込)

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作品内容

見知らぬ時代、見知らぬ国の戦場。その凄惨な光景を毎夜、夢に見る高校生の須藤。ある日、楽器の工場である彼の家に、転校生の鈴木さんが訪ねてくる。彼女がその場で馬頭琴を奏で“シュトヘル”と唱えた途端、須藤は時空を越え、夢で見た国の女戦士に姿を変えていた。そして目の前には、鈴木さんに瓜二つの少年が。その少年は須藤に“シュトヘル”と呼びかけ…。

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作品ラインナップ  全14巻完結

  • シュトヘル 11

    690pt/759円(税込)

    爆破により要所・居庸関に突破口が開く。
    金国になだれ込む蒙古兵たち。
    それはモンゴルの更なる膨張を伝える狼煙であった。

    「焼け野はどこまでも走れる」

    大ハンとユルールのけっして交じわらぬ対話が尽きたとき、
    ナランの想定どおり、シュトヘル、ハラバルが姿を現し、
    一堂が会した食料庫は戦場と化す。

    しかし唯一、想定外であった双子の皇子・トルイが
    その場に駆けつけたことで、誰もが想像していなかった
    事態が起こる。

    「生が死の先を走る」

    事態に気付いた蒙古兵たちが、シュトヘルたちの居る
    もう一つの戦場に押し寄せて来た時、命を賭した者たちの
    戦いは終焉を迎える。

    生き残ったのは果たして・・・・・
  • シュトヘル 12

    690pt/759円(税込)

    蒙金両軍決戦の地、居庸関(きょようかん)の戦い後――
    大ハンからユルールを守ることのできなかった
    シュトヘルの身体にスドーが戻ってくる。
    圧倒的な絶望の中、スドーは大ハンの側近、
    ヴェロニカの体を求めるのだった……

    他方、闇夜に一人立ち上がったユルールの
    背には大ハンによって文字が刻まれていた。
    その恥辱の言葉とは――!?

    心抉るヒストリカル・ロマン!!
    第16回手塚治虫文化賞新生賞受賞作品
    単行本第12弾!!
  • シュトヘル 13

    690pt/759円(税込)

    西夏の文字を守るという思いを秘め、あえて文字を焼くモンゴル軍に入ったユルール。だが西夏の残党と合流し、数を増すシュトヘルの一団の状況を耳にした、大ハンの息子、トルイは、そのユルールに賊軍頭目シュトヘルの討伐命を下すのだった。ユルールはシュトヘルと相まみえるため、成都へ向かう--
    一方シュトヘルの前にはハラバルが現れ…!?

    守るべきものと自らの誇りのため、そして憎むべき敵への復讐のため、
    彼らは命ある限り大地を駆ける--!!
    圧倒的筆致で描く大人気ヒストリカル・ロマン、待望の最新刊!!
  • シュトヘル 14

    690pt/759円(税込)

    西夏文字を守るべく、モンゴルへと入ったユルールは、モンゴルの皇子・トルイからシュトヘルの首級と玉音同の残り半分を持ってくるように命じられてしまう。そしてそんな中、ついにシュトヘルと再会を果たした。
    翌日、モンゴル軍は都江堰に追い込んだ西夏の残党とシュトヘルを殲滅すべく、砲撃を開始。そんな中、ユルールは約束通り、朽ち果てた人の首と、
    玉音同をモンゴル軍に持ち帰ってきたのだが…!?
    “文字”を守るべく戦った、彼らの運命は…そして、歴史の波に揉まれながらも、必死に生き抜いた人々の姿を描く、
    大人気ヒストリカル・ロマン、ついに終幕!!

レビュー

シュトヘルのレビュー

平均評価:4.8 18件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 「文字」は美しき生き物
    ベグさん 投稿日:2021/8/9
    フォローしている方のレビューが、一つの物語のようでとても惹かれました。元々「言葉」は好きなのですが、「言葉」と「文字」の圧倒的違いを突き付けられ、「文字」への新たな気持ちが芽生えました。言葉は瞬間的であり記憶に残ってもいずれは消えるもの、文 字は記憶から消えても時を経ても伝わり続ける可能性のあるもの。”可能性”としたのは、人間の在り様に左右されるという危うさがあるから。 無料版1〜3巻を読みました。すでに、2・3巻で泣けて仕方なく、もう1度読み返し、紙版で14巻セットをポチりました。これは、紙で読みたい。 というわけで、最終巻まで読むのは後日です。 本当に、画力と迫力がすごい。すごいというか、凄まじいです。シュトヘルとユルールはもちろん、ハラバルにも惹かれます。この後どうなっていくのだろう…。 そして、凄まじさから一転のオマケ漫画の面白さよ…めっちゃ笑う。で、本編でまた圧倒されて泣く…心が忙しい笑。 フォローさんのレビューがなかったら、出会えてなかった作品です。ありがとうございます。(8/13まで1〜3巻無料) もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 滅び行く国の『文字』を巡り
    梅干しさん 投稿日:2021/8/8
    圧巻。昔、読んでて完結してから読んでなかったんですが、只今1〜3巻無料につき久々に読みました。やっぱりめちゃくちゃ面白い。人類史上最大規模の世界帝国モンゴル帝国の基盤を築いた偉大なるチンギス・ハーン。彼が執拗にその全てを消し去ろうとする西夏 国の「文字」。文字こそが人々を救うと信じる少年ユルール。モンゴルに故郷を滅ぼされモンゴル人の命を奪うことを最上の喜びとする亡霊シュトヘル。復讐が復讐を呼び、奪い奪われることは終わらない。そんな最中、文字が紡ぐ千年先の世を叶えようとするユルール。彼と出会い、生きることを考えるようになったシュトヘル。伝えたかった言葉がある。それを遠く離れた愛する人へ伝えて欲しい。それだけのことだ。死んでいった仲間を覚えていたい。名前は知っている。音も知っている。ただ、時が流れ顔が思い出せなくなってくる。それを救ってくれたのが文字だった。例え、人が死んでも、その人が生きていたことを記した文字は生き続ける。自分の考えを記した文字は、自分を離れ、生きていく。そのことに安堵する登場人物たちに、その時代を生きていた人々のことを思い心が震える。歴史は勝者が紡ぐもの。勝者にとって都合の良いことが伝わっていく。それでも、この世界から実際に特定の文字全てを消し去ることは出来なかっただろう。後に、それは悠久の時がかかろうとも文字が"真実"を伝えてくれる。過去の言葉を学ぶことに意味はあるのだ。自分は日本の教育が古典を省略しないでくれたことに感謝します。千年前の記述を今なお当然のように知識として得れることが誇らしい。登場するキャラクターが皆魅力的。敵も味方も。『皇国の守護者』の作画をされてた先生。圧倒的な画力。戦闘描写に惚れ惚れ。本当シュトヘルかっこいい。ユルールとシュトヘルの、例え側にいなくとも、生きてさえくれていればそれで良いという圧倒的な愛に、何も言えなくなる。激動の時代。生きてさえいてくれたらそれだけで十分。そんな愛に何も言えません。主人公から見ればモンゴルは敵側ではあるんですが、モンゴル帝国が一時代を築く話とか、好きな方はお好きと思うので、もっと有名になってもいいくらいの傑作と思います。ただ、若干設定には疑問があって首を傾げる部分もあるんですが、そんなことは些末なこと!とさせてください…笑。巻末のオマケ漫画が面白い笑。本編ヘビーでシリアスでもオマケで救われます笑。 もっとみる▼
  • (5.0) 心震える名作
    さちさん 投稿日:2020/12/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 モンゴルで生まれたユルール(祝福)という少年の物語 今、私たちが普通に使っている文字が どのような情熱と努力によって守られてきたのか垣間見える名作です。 圧倒的な画力で「少年が男になっていく過程」が描かれています。 このマンガのテーマは「文字」 識字率が低い時代に亡くなった仲間の名前を忘れない為、他の出来事を覚えないという人が出てきます。 そういう人が「仲間の名前」自分や子供の名前を読み書きする事で文字の価値を感じていきます。 文字の多様性について このマンガの中盤で 歴史は勝者の都合良く書き残される。 文字は、嘘をつく と、主人公は とある人に言われるが、 だからこそ沢山の文字がある事が必要だ と反論する場面があります。 これを読んだ時、だから英語を理解する授業も必要だったのかと納得しました。 第二次世界大戦で日本語が無くならなくて良かったとも思いました。 もし無くなっていたら、長崎広島の事や戦勝国にとって都合の悪い事を記された本は読めず、知ることが出来なくなっていたと思うから それに気付くきっかけをくれた本作は、読み手の人生を変える可能性を持っていると思います。 続きを読む▼
  • (5.0) さいこう
    いちこ゛さん 投稿日:2011/6/15
    話の面白さは勿論、画力も相当なものです。カラー絵がまたすばらしい! 多分、壮大な話をじっくり読むのが好きな人に向いていると思います。 私が心奮えた言葉。 「命をかけるべきものがあるという言葉は病だ。この病が跋扈する度に大勢が死ぬ。 」 これはハラバル兄ちゃんの言葉です! この漫画にはこんな名言がたくさんつまっています。出会えた事に感謝です。 全話パック買いしましたがコミックまで買っちゃいました。オマケページがはっちゃけていて、なんだか救われます!!! でも、今発売されているコミックよりシーモアのが話が進んでるんですけど…先行配信なんですかね?? 本当は話が完結してからレビューするつもりだったんですけど、我慢できなくて書いちゃいました。 きっとこのレビューは、私が死んでも消えないんですよね!!それが「文字」なんです(*^_^*) もっとみる▼
  • (5.0) 実は恋愛物?
    しゅんまおさん 投稿日:2019/11/5
    【このレビューはネタバレを含みます】 中国の歴史物でアクションあり、SFあり、はたまた転生があったり…とそこまで必要か?と思わせるほど色んな要素が盛り込まれていますが、一貫してシュトヘル とユルールの2人の関係が描かれているので、実は恋愛物と言えるのかな…?いや、私はあえて恋愛物と言いたい!2人のお互いを心底から信頼し合っている様子が大好きです。 でも義兄の首元に喰らいつく彼女って… どっぷりとシュトヘルの世界に浸れました。この壮大な作品を描ききった作者に拍手と感謝を送ります。ありがとうございました。 続きを読む▼
  • (5.0) 泣ける!
    lilaさん 投稿日:2015/9/21
    生と死、過去と未来の繋がりや大切さを考えさせられるスケールの大きなストーリーで一気に最新刊まで購入して読み込んでしまいました!出てくるキャラもそれぞれが個性的で魅力的です。そして幾度とある再会シーンは泣けます。真っ直ぐな気持ちの持ち主ユルー ルが子供ながらも段々大人になっていき顔付きも変わっていく所は見ていて惚れぼれします。早く続きが読みたい〜 もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

絵のタッチが魅了
制作:そのめろ(シーモアスタッフ)
「伝えてくれあの人に、愛していると伝えてくれ、いつの時代でも」という13世紀の蒙古軍による侵攻により滅亡寸前の西夏でのバトルシーンからはじめる冒頭。目が覚めると学生仲間とダラダラ過ごす主人公の須藤が生活する現世の世界になります。転校生のスズキという女の子もいたのですが、家に帰ることができなくなり須藤の自宅に泊まることになります。そこには須藤が作った妙な楽器があり、スズキは弦もないその楽器で演奏をはじめるのですが絵のタッチに力と迫力がありバトルアクションに引き込まれていきます。「皇国の守護者」などを描いてきた伊藤悠先生の作品です。

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