勇者アレル・ロトがゾーマを倒して100年。
平和が続いた世界には再び不吉な影が忍び寄っていた。
その禍、異魔神。
勇者の血脈を使い、世界を我が物とするために軍勢は、ロトの血を伝える王国に目をつける。
ロトの長男が作った国
、ローランと次男が作った国、カーメン。
その日カーメン城では世継ぎの生誕に湧いていた…しかし。
王は魔物に体を奪われ、生まれたばかりの子供に呪われた名を授けようとする。
そこで王妃は名を下賜される前に聖なる名を叫び、子を聖なる力で守った。
その子こそがこの物語の主人公、アルスである。
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主な舞台になるのはドラクエ。
ちゃんとドラクエの世界も念頭に置いた上で描かれるので、ロトファンの私は嬉しかったかな。
この物語の一番の要素は「愛」だと思う。
親子の愛、人類愛、ちょっと恋愛。
そしてもっと大きな至上の愛。
普通だと悪は滅びて終わりになるけれど、この物語では………………。笑
最後は「おぉぉ…!!!」と思ってしまった。笑
個人的には魔人王が可哀相で仕方なかったけれど、救われてホッとした…。
思わず涙するシーンもあり。
愛が不足している世の中だからこそ、今読んでもらいたい話、です。
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