聖書の一文から始まり、内容的にも放蕩息子の帰還のようにHQのクリスマス絡みの物語はキリスト教で彩られているんだとつくづく思った作品。ヒロインは結婚前後からずーっと辛い目にあい、愛する息子は周囲にいじめられ、判事の話から推測すると多分騒動を起
こしている。それでも息子は行き倒れを(実は…)母と一緒に助けようとする姿は健気だわそれだけママ(ラテン語を習おうっていうのに母親の名前も知らんのか〜い)に愛情をたっぷり注がれて育てられているのが分かる。ヒーローもヒロインに対しての仕打ちは酷いものの、鵜呑みにしてしまった偽りの情報の真実を知れば、財産分与もきちんとする正義の紳士の顔を出す。そうヒロイン息子に顔も性格もそっくりなヒーロー=親子でした。
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