沖田の親友・笠崎は、単独首位の-11でプロテスト最終日・18番ホールに挑んでいた。1打目、2打目と完璧な球を打った笠崎……だが、その手からクラブがこぼれ落ち、空気を裂くような絶叫が千成ゴルフクラブにこだまする。観衆、プロテスト受験仲間、競技委員…誰もが笠崎のプロテストトップ合格を信じて疑わなかった。その矢先に、笠崎の胸部筋断裂が発覚する!!即刻の手術を必要とする程の重傷のため、プレーの途中棄権を医者に勧められるが、躊躇することなく笠崎は断る。『一日でも早く、沖田と同じティに立ちてえんだ!!』その強き思いに突き動かされ、笠崎は自らのゴルフボールを追い、一歩、また一歩、激痛に耐えながら18番ホールカップを目指す。果たして、ゴルフの神は笠崎に微笑むのか……さらに厳しい試練を与えるのか……笠崎の魂を込めた戦いの結末は如何に!!