やっぱり岸田先生の作が好きだな...ともかく絵が丁寧でそしてとてもきれいで、好みです
実はこのお話し今は販売終了になったセットで購入、その後このお話しの前段階の弟偏を見て続編だと気づいた。弟偏も面白かった(だからこちらも再読したわけだ)けれ
ど、私にはこちらのお話しの方が数倍も良かった。声をなくしたヒロインと愛する妻をなくしたヒーローの再生・復活の物語。愛する「もの」を失くして彷徨う二人、片やエンターティナ―な自由人、片や保守的な富豪ビジネスマン、どこで折り合いをつけるか。弟偏ではDVシェルターを扱った。こちらでは成長歴で実父の愛に飢え居場所を探すヒロインと妻を亡くし心の居場所を失ったヒーローを描く、結果折り合いじゃなくHQ定番だけど「愛」で成長していった二人の帰結....原作者が深い。その上で岸田先生のお話し構成の仕方がこの原作と相性がいいと思った。
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