caraghさんがつけた評価
「障害」「不登校」など「普通じゃない主人公」を描いてきたうおやま先生の最新作。(全部おすすめ)
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「障害」「不登校」など「普通じゃない主人公」を描いてきたうおやま先生の最新作。(全部おすすめ)
「死」がテーマなので、日頃介護に明け暮れ、イライラを募らせている自分にとって重い内容かと避けるところだったが、大好きなうおやま先生の作品だったので読んでみたところ、小学生でも読めそうなライトなタッチと誰もが共感できそうなストーリーばかり。人間、もとより全ての命は、生まれた瞬間から死に向かっていることに、「死」はすぐとなりにあることに気付かされる。
「命は尊いものです。」
よく耳にするこんな一文。この真意を大人たちはきちんと次の世代に伝えられていないのではないか。この作品の中の人々の想いや体験、そしておいしそうな喫茶店メニューを通して語られる「死」。かたちは様々だけど、向き合うことについて学べたし、第3巻の、テルが語る人間についてのセリフは本当にグッときた…。
ここまで読んだらいっそ1冊、いや全話購入して読んじゃってほしい!どの読者にも響く言葉、刺さる物語があるんじゃないかな。
深夜枠でいいので極力改変なしで実写化してほしい気持ちもある。
私も「こかげ」のようなサードプレイスがほしい。(閉じる)
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