恐竜に変身する一族の末裔であるダイナソーロイドの血族・湊(攻)と製薬会社の地味な研究員・裕司(受)のお話です。16歳×27歳の年下攻ですね。
普通のBLと違うのは、新薬の実験によって、裕司がダイナソーロイドと人間の両方の子供を妊娠できる両
性具有になっちゃうとこですかね。裕司は容姿的にも変化が現れ、どんどん美人になっていきます。そして、ダイナソーロイドのメスは超貴重なので、湊だけじゃなく、他の血族からも狙われる立場になります。裕司が妊娠出産もするので、そういう設定でもOKな方なら面白いと思いますよ。オメガバースが好きな人なら、ハマると思います。でも、エロにほとんど重点は置かれてないので、エロ目的だと全くオススメしません。話重視の方向け。
流血やゴーカンシーンもあります。けっこうハードな内容です。裕司がほんと可哀想な目に遭いまくります。精神的には男なのに、子どもを産むためだけの女として扱われるって…絶対辛いと思う。重くなりそうな展開が多いんですが、湊の性格があっけらかんとして明るいので、裕司が深刻に悩んでても重くなり過ぎないとこがいいです。湊の子どもっぽい嫉妬とか可愛いですよ。
全三部作になっていて、完結してます。ちゃんとハッピーエンドで終わります。ストーリーが壮大で面白いので、一度読み始めると止まらなくなりますよ〜。
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