受は27才の愛人稼業で暮らす美青年・良。
元々はフォトグラファーを目指していたけど家庭環境に恵まれず少し疲れたときに仕事で知り合った年上の会社社長に口説かれ愛人に。もともとはノンケに近かったようですが、熱心に口説かれてその道に入ります。
以降5年以上パトロンを代え、愛人稼業だけで生活するようになります。
とはいえ、どのパトロンともお金だけの冷めきった関係ではなく、終わってからも関係を保てるような感じでした。これは良の人柄なんでしょうね。
そして、今現在の愛人は、これまでの愛人と違い冷ややかな態度で良に接してきます。
これが攻の鳴海。
簡単な連絡で約束を取り付け、するだけして帰ります。
会話もなんか突っかかるような見下すような嫌な感じ。良は仕事として感情的にならないよう接しますが内心では鳴海の愛人を早々に辞めたいと思い、次の相手を探してます。
そんな中、鳴海が記憶喪失に!鳴海の秘書がその事を良に告げ、記憶を取り戻すきっかけになってほしい、と鳴海の家でしばらく過ごすように懇願します。
良は複雑な気持ちながらも引き受け、初めて鳴海の私的な部分に触れていきます。
記憶喪失の鳴海は、人格が変わったかのように良に対して好意的な態度です。穏やかで優しげ。
さすがに男の愛人とは言えず、少し年齢やタイプは違うけど友人、ということで通します。
このあたりからネタバレ。
鳴海には息子がいました。
ただ、妻とは離婚していて、親権を取ったものの、ほとんど自分の両親にまかせているような感じでした。
でも記憶をなくした鳴海は、もっと息子と過ごしたいと、自分のもとに呼び寄せます。
そして、良と家族のように3人で過ごすことが増えます。
鳴海は何か感じるものがあったらしく、記憶をなくす前の手帳を見つけ、2人の関係が単なる友人ではないだろと良を問い詰めます。
以前の鳴海はきっと良を愛していただろうと。
良は愛は否定しますが愛人だったと明かし、記憶を取り戻すために、以前の2人のような触れ合いを増やすことにします。
良は自分を慈しむ鳴海に惹かれていきます。愛人というより家族のような温かな時間を過ごす中、良は再びカメラへの情熱をも取り戻します。
ある日、良は鳴海がいつもと違う様子と気づきます。
そこで、鳴海の真実が明かされることに…
良は愛人稼業を卒業し、新たな世界へ飛び込んでいきます。
最後はハピエン!
もっとみる▼