ネタバレします。痛々しくもそこにちゃんと甘いラブがあるハッピーエンドBL、言うなれば木原作品『A面』を読みたい人は回れ右してお帰り下さい。
★5つしかつけようがなかったけどある意味★1つでも。
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以下、苦手な方は文字を目にするのもきついと思うので、読まないでくださいね。
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小児性愛の性癖を持つ人(たち)が主軸になってます。
「性的マイノリティ」の生きづらさ、みたいなものは、BL作品からほんのり理解したり共感したりしますが、マイノリティを突き詰めるとこうなりますよね。
飯を美味いと思うことはあっても何故美味いのかは普通(マジョリティ)は考えない。
その「何故」を強制的に考えさせられ続ける(しかもそれを喰らうのは犯罪!)。
「それ」さえなければ人も羨む完璧人間。「実行」さえしなければ普通の人。
「考えるだけで犯罪なら作家はみんな捕まるわ」と恐らく自分すら贄にして、ペドを憑依させ脳内をさらけ出し、ゲイの純愛に「汚いものをしまえ」と言ってのける。
執筆中、筆者は正気でいられたんだろうかという思いはそのままペドに対する「お前正気か」という問いになる。答えは当然「正気」。だから頭を抱えてしまう。彼らは病気じゃない。ゲイが病気じゃないように。
闇が濃すぎて読み返せないし、読ませた木原氏を恨む。
自分は思ってる以上に隣人を知らない。
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