個人が所有するモノや技能を他人と共有する「シェアリング・エコノミー(シェア経済)」が急速に拡大している。従来のビジネスの枠組みを大きく変える可能性を秘めている。 本書は週刊エコノミスト2017年8月8日号で掲載された特集「もうかるシェア経済」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
個人のモノ、空間、スキル 人生や社会を変える起爆剤に
乗り物のシェア ポルシェを1万円でレンタル 過疎地も「相乗り」で助け合い
スキルのシェア 「家事」で稼ぐ時代 副業で「生きがい」見いだす
金融を変える 新ビジネスの芽を発掘 映画も料理店も資金調達
若手経営者がアイデアを競う 日本のシェアリング・エコノミー企業
Q&Aで分かるシェアリング・エコノミー スマホ普及が後押し
国内シェア経済 市場規模は1兆1800億円 民泊で「空間のシェア」貢献
もうかるシェア経済 民泊新法で企業が続々参入 「180日規制」が障壁に
【中国】 シェア利用が個人の「信用」創造 高評価者にさまざまなメリット
【東南アジア】 急拡大の配車サービス グラブ、オラなど地元企業が躍進
【米国】 医者と患者をつなぐウーバー型モデルに商機
不安定な雇用 急増する「クラウドワーカー」 ワーキングプアの拡大防止へ対策を
労働の「価格破壊」が進む AIで「安かろう悪かろう」防ぐ
【執筆者】
稲留 正英、花谷 美枝、石山 安珠、山本 悠介、榊 淳司、柏木 亮二、エヌ・エヌ・エー(NNA)、西村 由美子、金 明中