米欧の中央銀行が9月以降、保有資産の圧縮に着手する動きを強める中、日本銀行は物価目標2%達成まで量的緩和政策を続ける。そのリスクを追う。本書は週刊エコノミスト2017年9月19日号で掲載された特集「異次元緩和の賞味期限」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
量的緩和の限界迫る 買える国債がなくなる時
金融政策転換 日銀も米欧中銀に遅れるな
次の一手は引き締めか、緩和か 危機対応で課題残す日銀
マクロ政策の枠組み変更が必要 日銀は「総括的検証2・0」を示せ
マイナス金利再来リスク
【国債】量的緩和の持続性に限界 金融システム安定性自ら損なう
【国債】基礎から学ぶQ&A
【為替】円安の効力失った金融政策 海外発の円高要因が迫る
【為替】基礎から学ぶQ&A
【資産バブル】成長率上回る住宅価格値上がり 緩和長期化すればバブル招く恐れ
【資産バブル】基礎から学ぶQ&A
【執筆者】
後藤 逸郎、花谷 美枝、鈴木 敏之、河野 龍太郎、早川 英男、愛宕 伸康、藤原 裕之、米倉 茂、竹中 正治、大槻 奈那、塚崎 公義