10月18日から開幕する中国共産党大会。習近平総書記がどこまで権威を高めるのか、そして経済政策や外交、安全保障はどこへ向かうのか。 本書は週刊エコノミスト2017年10月17日号で掲載された特集「まるわかり中国」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・直前ガイド共産党大会 絶大な権威得た習近平氏 経済への党支配も強化
・[注目ポイント(1)人事]長老排除で権力を集中 習近平氏が多数派形成へ
・[注目ポイント(2)長期政権への布石]「党主席」復活論流布も 習氏の独裁実現は困難
・【インタビュー(1)呉軍華】1期目は旧態を破壊する5年間 経済では新しい発展モデルが必要
・Q&Aで学ぶ中国共産党大会の基礎知識
・【インタビュー(2)高原明生】習氏は強迫観念にかられている 締め過ぎると経済に悪影響
・汚職が減った?! 質屋、月餅、飲食店……「反腐敗」で状況一変
・【インタビュー(3)興梠一郎】院政への「恐怖」が突き動かす 毛沢東を模倣し権力掌握
・[注目ポイント(3)経済]1人当たりGDPが22年ぶり減少 「中所得国の罠」突破が最大の課題
・[注目ポイント(4)外交・安保]米国中心の国際秩序に挑戦 試行錯誤で国産初の空母建造
・転換点の不動産市場 都市部に「億ション」続々も当局の抑制策で過熱感後退
・ビットコイン中国最新事情 当局規制で動揺する相場 3大取引所閉鎖の衝撃
・EVシフト加速 2030年に1900万台 「自動車強国」へ主導権
【執筆者】
桐山 友一、谷口 健、坂東 賢治、稲垣 清、前川 晃廣、真家 陽一、小原 凡司、安田 明宏、田代 昌之、湯 進
【インタビュー】
呉 軍華、高原 明生、興梠 一郎