最近、ミステリ小説を読むのにハマっていて、ネットで見つけたこちらの作品を読んでみました。この作家の作品は本作を読んだのが初めてだったのですが、シリーズものとは知らずに読みました。なので、主人公の牧場智久のチート感にはもう笑うしかありませんで
した(IQ200超えの天才イケメン囲碁棋士設定)。
それはさておき肝心の本編ですが、作者の作り込みようは見事だと思います。暗号モノが大好物という方なら楽しめるのでしょう。しかしながら、殺人事件を如何に推理していくか、トリックは?、犯人の動機は?…これらの点についてはやや満足のいくお話ではなかったかなというのが正直な感想です。暗号の方に大分重点が置かれていて、殺人事件の方はおまけのような感じで、個人的に求めていたものとは違うお話だったなと思います。ただし、作品自体がつまらなかったわけではないので、好きな人は好きな作品だと思います。
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