「……ぼ、ボクは……ボクは男だああああああーーーーーーッッッッ!!」 六道六天の魂の叫び。たとえその姿が、大きな瞳にサラサラの長い髪、啄みたくなる唇に、ぎゅっと抱きしめたいような小柄で愛くるしい少女――だったとしても――だ。一人に一つだけ発現する『魔法』。幼くして大きな魔力を発し死にかけた六天は、力を『封印』することで九死に一生を得た。しかし、その代償でなんと体が女の子になってしまったのだった! 元に戻るには解除魔法を施して貰わねばならないが、それを叶えるにも様々な問題が待ち受けていて――。彼が仕える天堂家のお嬢様巴や、彼を「ロリ子」と可愛がる王城鈴鹿らと供に、苦難に立ち向かう!? 第6回GA文庫大賞奨励賞受賞作。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください