1-10巻合本版で10巻まで読みました。1-5巻がパルテダ編、6-11巻は国を移動してアスタルニア編。個人的には6巻以降が特に面白かったです。パルテダの王都にいる年下ワンコ男子ズから離れるのでシュールなスキンシップストーリーが激減し、冒険譚
が多めになります。趣向を凝らした数々の迷宮の描写、魔物、迷宮品、隠し部屋等、作者さんの引き出しの多さ、表現力にただただ感心しきり。そしてパーティー内の会話がもうほんとにズレてて面白い。迷宮以外のアスタルニアの登場人物もみんな濃くて面白い。パルテダのメンツより好きです。出番の増えた精鋭さんたちのシーンは、この本の題名とあまりにもかけ離れていてまぁ刺激的でギャップがたまりません。とにかく想像力を刺激されっぱなしで早くコミックになってくれないかなぁと切実に思います。12巻以降はまたパルテダに戻るようですが他の国にもまた足を伸ばすし楽しみに読み続けたいと思います。ちなみに私的にはこの作品はBLというよりは友愛+αレベルの位置付け。BLに抵抗はありませんが、友愛のレベルがシュールでBLよりむしろ違和感を感じます。なのでできれば少なめの方が好ましいのですが、それでも作品自体は素晴らしいし総合的には大好きな物語です。
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