249ページ。挿絵無し。異世界転生では定番の料理ものですが、正直、料理の印象はほとんど残りません。味噌も醤油も先代聖女が残してくれたし、それで作るのも生姜焼きと味噌汁とかポピュラーなものだし。でも、ヒーローがヒロインと夫婦になるのを決める場
面や、だんだんと距離が近くなっていくシーンとかが、丁寧に描かれていて、普通に恋物語として面白かったです。最初はなんてヤツって思った呼び出した王様も、ちゃんと挽回しました。番外編で、先代聖女の人間っぽさが描かれていて、先代聖女の旦那さんは、そういうところをひっくるめて彼女のことを愛していたんだと思えたのが良かったです。いきなり見知らぬ世界に呼びだされて、お役目だけじゃ 悲しすぎるので。転生ものとしては、あまり現代知識が活きていないと思いますが、ヒーローヒロインの物語が良かったので、ちょっと甘めの点数です。
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