この本はコロナ禍の1年前に出版されていますが、まさにこの事態(危機)を予想したかの印象を受けました。『ある日突然の大暴落』というような文言に見る如く、これからの日本に起こり得る経済的危機(パニック)について、考えさせられる内容であります。
コロナ後の世界経済(勢力図)は予想だにできませんが、米中デカップリング(分断)のなか、日本の立ち位置こそが問われるのだろうと想像しました。日本の自立(真の独立)、本物資本主義へのチャレンジ、投資立国への道等々がこの著者の本懐だと思いました。証券分野の専門知識をベースに、著者の熱い思いが読み取れる『日本復活へのプロセス』の書といえるのではないでしょうか。
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