たとえば……
「自己紹介をさせていただきます」
「下線を引かせていただいた箇所について、」
「ご説明させていただきます」……
いくら丁寧でも、こんなに「させていただいて」いれば、
聞く人を不安にさせるだけでなく、信頼まで失いかねません。
ほかにも、
◆ 気を使ったつもりで失礼な「してもらってもいいですか」
◆ 謝意がまったく伝わらない「お詫びしたいというふうに思います」
◆ 「存じて」いるのか「存じ上げて」いるのか
◆ 議論が「煮詰まる」のは困ったこと? いいこと?……などなど
そんな敬ったつもりで、「失礼になっている敬語」や、
「不快感を与えている言い回し」を取り上げ、
「どこが間違っているのか」、「なぜヘンなのか」、「どう言えばよかったのか」を
わかりやすく解説。
互いに気持ちよくわかり合うための言い方を、いま一度点検してみませんか。