「私、あなたのお嫁さんです!」 サービス残業で疲れて帰ってきた主人公宅に、知らない女性が立っていた。一目惚れがあるなら、きっとこれがそうなんだろうな。香澄と名乗るその女性は、自分の未来の嫁だという。女性と付き合ったこともないのに信じられるか!? けれど彼女は、自分の生まれや家族構成や愛犬のことまで知っていて…。怪しいとは思いつつも、一晩泊めてしまう主人公。そして真夜中、彼女が突然服を脱ぎ出して言った――「あなたの赤ちゃんが欲しいの」。初めて女性を触る暗がりと静寂の中、緊張と興奮で、心音だけが痛いほど鳴り響いていた。すべてを受け入れ許してくれる、そんな人と出会うことなんて、ないと思っていたのに。【桃色エンジェル】