「皇帝と宦官」〜「帝國の宦官」〜「傾国の宦官」と続く「皇帝と宦官」シリーズ商業未発表作の番外編1。
時系列的には「帝国の宦官」〜「偽りの宦官」(番外編1)〜「皇帝と宦官」〜「傾国の宦官」かと。※個人的印象。(2018.9記載)
しかしな
がら、それぞれ単体読みも問題ないと思われます。
★
「宦官 馬士良」
宦官・士良のお話。「皇帝と宦官」の海燕と麗琳もまだ子供な感じで登場。士良の弟分になった海燕を二哥(兄ちゃん)として世話をする姿が愛しい。健気な士良が幸せになるといいなぁと願いたくなる短編。
「偽宦官 楊寧」前中後編
名家の生まれで、皇帝・泰藍の友人・楊寧は権力闘争に巻き込まれ、陥れられた。偽宦官となり、士良と出会った楊太監は…。楊太監と士良のお話。描写は見えない感じで。チラリと見えたのはトーンにて。不器用ながらも深い愛情が見え隠れする楊と、戸惑う士良。少しずつ変化していく二人の関係がわりと好み。
「宦官夜話」
夜、楊太監の部屋にて。穏やかな雰囲気の二人がいい感じ。相変わらずおバカな海燕と、無邪気な麗琳にもほっこりさせられる短編。
「宦官覚書」8ページ
イベントのおまけペーパーだったもの。
宦官とは/宦官になる経緯も出自も様々/手術/生えてくる男○/手術後の変化
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