山本直樹がまかせなさいっ！という長編の後に手懸けられ、ビックコミック・スピリッツ初連載となった、キュートなラブ・コメディ。初期の作品ゆえ、エロは少なかったりしますが、名シーンともいうべきロマンティックなカットがたくさん。私のお気に入りは、巽
がビデオテープのリボンで作った花束片手に告白するシーン。「実は私もだ」という彼女の返しに、どれだけしびれたことか！…山本直樹の真骨頂。天才です、この人。
ありがとう以降、作品は難解さを極め(安住の地もまた、難解路線だった)、今では味わえない、漫画界の異端児が描く、王道のラブコメディ。
最高に決まってるじゃん。
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