故郷の男とのセックスは幸せ心地。こんなに優しくて、愛しくて――。
博多から上京した私は、悪い男にあっさり騙され、風俗に落とされた。風俗とも男とも離れることはできたが、私の心と体には傷が残った……。故郷になんて、帰れるわけがない。
ある日、バイト先の中華料理屋に変な男が来るようになる。やけになれなれしくて……。きっと私をだまそうとしているのね!? でも違った。彼もまた“東京”に疲れた博多の人だったのだ。
孤独な男と女は結ばれる。男性にこんなに奉仕されるのは初めて! アポの穴(肛門)まで優しく愛撫されて……。
「気持ちよかぁ? めめしゃんトロける?」
この男からは故郷の匂いがする。