3巻までの感想。内容は良く考えられていて、読者が気になるような破綻は感じません。時代と名前は中国の夏と秦を参照。夏が出てくるので、宋も出るかな、と思ったら3巻で出てきました。借りてるのは名前だけで、文化や国力規模についてはアレンジされていま
す。面白くて、軽く読むつもりがどっぷり夢中で読みました。
ただ、作画のクセがとにかく濃い。すんなり内容へ入らせないレベルのクセ。背景とか自然物はすごく上手いんですけど、ヒロインの目が濃いというか、違和感というか、目の不自然さばかり見てしまって最初は内容が全く入ってきませんでした。動物に白目があるのも表情をわかりやすくするためだと思いますが、動物は基本的に白目を見せないので、やや人面犬ぽい。見慣れたら内容も入ってくるんですけど、それまでのハードルが高い。また、前田珠子先生の破妖の剣を彷彿とさせる、とのご意見もありますが、タイトめな中華風衣装+眼帯のキャラデザは確かにチラッと過るけど、内容が中華風なだけで動物メインだし、竜の遺言よりは似てないと思います。
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