この作者さんの「黒うさ」シリーズや「キャリアこぎつね」シリーズなど子供が出てくる作品が特に好きだったので、新作を楽しみにしていました。最初はなんだか方向性がわからず、子供も出てこないのでイマイチな気がしましたが、途中から面白く読めたし、読後
感もよかったです。
マダムたちに翻弄されつつ、仕事に励む七国さんに「黒うさ」味も感じ好感を持ちました。3巻ぐらいからイエーリヤさんの謎が解けていくので面白くなった気がします。七国さんと新嘗氏の関係もちょっとずつ変わっていくのもよかったです。
最後まで読んで思ったのは、マダムたちの「完全犯罪」ごっこはあまり必要ではなかったのではということです。ちょっと読みずらかったし。マダムたちのお家をリノベしていく話とイエーリヤさんの謎の話を並行して描いていくような感じがよかったかも。
☆3.5ぐらい。
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