DKの爽やかで甘酸っぱい青春ラブが堪能できる、読み放題で単話読みしていた作品の単行本版。
病弱な内田が外の世界に出ようともがき成長する姿と、それをそばで見て、時に寄り添う大和。2人の嫉妬心を煽る適度な邪魔をはさみながら、ヤキモキする恋の行
方存分に楽しめた。タイトルがどんな意味なのかと考えたが、誰にも知られずにもがく内田の秘めた心のことを言っているのかな。そうだとしたら、大和に見つけてもらって外に出られて良かった。
何度読んでも暑い校庭で体育の授業をしていた学生時代を思い出して、太陽のような眩しさにノスタルジーを感じてしまう。キラキラとする2人をいつまでも見ていたい。
単話の方は各お話の表紙がカラーなのだが、先生の色彩感覚が綺麗。大和は爽やかなブルー、内田はかわいい中にも凛とした強さの感じられるピンクベージュ?(色の名前がわからない)となっているのがイメージぴったり。単行本は当然グレーなのが勿体ない。でもサイドストーリーが読めるのは嬉しい限り。
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