幼い主人公たちが成長していくほのぼの系小説の人物に転生した子爵令嬢のアルウェンは訪れた孤児院で虐待されている幼い頃の主人公シュエルと出会う。いずれヒロインと出会って幸せになると知りつつも放っておけず引き取ることに決めたアルウェンはなぜかシュエルに懐かれてしまい――「僕、アルウェンのこと大好き!」「ありがとう、私もよ」子どもの言うことだから…と適当に調子を合わせていたアルウェンだったが5年、10年経っても告白され続けついには求婚をされてしまう。「私は貧しい子爵家の令嬢で彼は公爵家の後継者だしいくら公爵夫妻が可愛がってくれていてもさすがに結婚は…」