1巻から読むと魅力が伝わりにくいので注意
。興味を持った方は5〜16巻のいずれかを試し読みすることをお勧めします
。
強欲、嫉妬、憎悪、復讐、嘘などをテーマに、オムニバス形式で描かれた昭和の名作
。
デイモスいわく『自分は罠をしかけるだ
けで、その罠にはまり堕ちていくのは人間自信なのだ』と。美奈子の周辺で起こる人間地獄絵図はもちろん、ヴィーナスと美奈子の間で揺れるデイモスの苦悩も見所です。
浮気した妻をミイラにする博物館長、恋人を繋ぎ止めるために顔を焼く女、嘘を嘘でつくろい後戻り出来なくなる少女、…人間が破滅への一歩を踏み出し、堕ちていくスピード感に読む手が止まらなくなるでしょう。すべての話が傑作でオチも見事です。ちなみに美奈子の件は決着つかぬまま完です
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