不覚にも 最後 泣いてしまいました。他のレビューを見てると 2巻目で ギュっと何もかもが押し込まれていたようなところがダメだったようですけど、私は 反対の意見を持っています。ヒロインの多感な中学生時代を長く描くことは 意義があったと思うので
す。ヒーローも まだ 色々と仕事やプライベートであった頃だし、そこをしっかり描いたうえで、彼女の高校生は ただただ 二人が一定の距離を保つための期間であって、そこを細かく描く必要はなかったと思うのです。だって、もう、その前に彼女の気持ちが彼に通じているし、彼は 彼女とのことをどうするかを彼女には伝えてあるし、彼と彼女の悲しくて切ない部分の共有も終わってるわけですから。そして、彼女が高校を卒業してからの Hシーンですが、それも 意味があったと思います。やっと 二人がお付き合いが出来る記念だし、初めのHって やっぱり大切で重要だし、あのシーンで グッと二人の距離感が縮まった事を作者さんは見せたかったのだと思います。そして、最後、社長の粋な計らいなのか、はわかりませんが、アフリカに行って、サクラの木に似た樹林を見て、そして、彼の義理母に会えて、彼と彼女の未来がしっかり見えたようで、良い終わり方だと思いました。
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