私は遊廓物が好きで、
よく読んでいます。
少しでも資料調べたの?
と言いたい我流の作品が
多い中、
これはリアリティすごい
もちろん
苦界に身を沈めた遊女の
辛さや日常に、楽しげな
わかりやすいエピソードが
混ぜ込んであるのは
御愛嬌。
吉原や島原を舞台にしても
ホスト風ヘアスタイルのお大尽や
スパイラルパーマかけてるような
垂らし髪で
有り得ない形の仕掛を
羽織った花魁が
登場しまくる遊廓コミック群…
別に
廓を題材にした近未来SFや
(笑)
イチから練り上げた物語なら
まだしも、
時代交渉甘過ぎで
ある種の作家が
遊女や客の髪の毛垂らして
洋装っぽくしたり等は
髪や服で見分け付けるしか
ないからですよね?
この作品は失礼ながら
上手い絵ではないと最初
思いましたが、
お見逸れしましたm(_ _)m
間違いなく
ベスト3には食い込みます
着物の柄や花魁の部屋まで
丁寧に描き込まれ、
お客なんて当然みんな
ちょんまげなのに
顔見ただけで誰か解るほど
人物の描き分け出来てます
↑あ、もちろん登場人物
全てですよ
禿視線の語りの斬新さ、
江戸の風俗、日常、
素晴らしい鬢の張り具合、
橋立姐さんの目鼻立ち、
紅の引き方、
遊女の仕草に柳腰、
座り方ひとつ取っても
申し分なし
初め頃の橋立姐さんの
(名前まで素敵っ)
鬼の角のような髷には
思わず二度見しました…
もっと続きを
読んでみたいです。
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