初代からZまでの間にシャア/ハマーン/アクシズに何があったかを描いた物語。これを有象無象の輩が描いたというのなら期待はできないが、作者はあの北爪先生ということでこれだけで作品に納得感が生まれてしまう。シャアが敗走からエゥーゴに参加するまでの
世界の状況の変化と心情の変遷、アクシズが一年戦争終戦からZで参戦するまでの政治の変遷、ハマーンが可愛い少女から強烈ツンデレ(笑)に至るまでの変遷が丁寧に描かれていて、あの頃のガンダムの中心にいた人物でしか解けないパズルの組み合わせ方は流石という感想である。またZZのキャラデザをしていた関係か後のZZの登場人物をかなり出していたり、ガトーを出すなど0083とも絡めていたりするのもファンには嬉しいところ。難点は年齢故か絵がやや古くさいくらい。先生にはこのままZZまで描き切って欲しい。
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