何度読んでも引き込まれてしまいます。
西田さんが御自身のテーマにもしてるんじゃないかと
思われる男2人の"逃避行"もの。舞台のアジアがまた似合うんだよなー、うまいよ西田先生…。
西田作品の中ではライトめだと思います。内容ではなく、暴力
とかセッ◯スとか。
そのかわりロマンチックでドラマチックな要素が強めです。通じない言語を逆手にとって巧い演出ばしばし入れてくるし、逃避行のテーマにカウントダウンがまた効果的だし。本当読者を楽しませてくれる。
個人的な西田作品不動の一位がディヴィジョンです。主役の二人がまず魅力的です。田中さんの人たらしに浅野さんの生真面目さ。
とくに田中さんのモノローグが見えてからは良かった。女は強いからなーっていうのが笑えた、本質を突いてるというか。実際男性の方が可愛い思考だったりしますもんね笑。
田中さんはいつだって可愛い理想の相手を探し求めてた究極のロマンチストなんだと思います!浅野さん可愛いもんね、袖掴んだり(^^)
西田先生は描きたいテーマがぶれない作家さんなので、似た設定の話が多いです。
いったんハマると次々と一気に読みたい気分になりますが、少し間を空けて読まれる事をお勧めします。その方がそれぞれの作品の良さ、違いをより味わえると思います(^。^)
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