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投稿者: かいいん
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「BANANA FISH」、すごくいい作品だと思います。
「BANANA FISH」と「遙か遠き家」の類似点は
・正反対なようでいて、どこか共通点をもっている男性2人の運命の出会いと逃避行的要素
・社会や大人から虐げられてきた背景、自分を切り売りするような生き方の切なさ
・自分のことは二の次で相手のことを第一に考える行動原理
・一般的なハッピーエンドではない悲しみを含んだ結末だが、暗いだけでなく前向きな要素がある感動的な結末
といったところでしょうか。
こういう共通点が、「BANANA FISH」好きにはオススメという言葉を引き出していると思います。
「BANANA FISH」のストーリーについては、他のみなさんも書かれているとおりで、私的にはオススメできます。
ただ、いわゆるブロマンスではありますが、2人の関係に明確なBL要素は表現されていません。
巻数が長いこともあり、2人の関係だけでなく、2人を取り巻く人間関係も入り組んでおり、BANANA FISHという薬をめぐる謎も複雑でミステリー漫画としても人間ドラマとしてもすごく見応えがあります。
絵柄については、好みが分かれるところだと思いますが、好みの絵柄でなくても読んで欲しいと思うくらいにストーリーはいいです。
メインキャラだけでなく、登場する一人一人の背景がしっかりしていて魅力的で、全員が切なさを抱えていて感情移入してしまいます。
切なさ、悲しさ、つらさの中に、したたかさや希望があり、心揺さぶられる作品だと思います。
投稿者: ららん
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私の青春の一作、の1つです。
連載当時、アッシュのことが大好き過ぎた私は、途中辛くて読めなくなった時期もありました。
あれから30年以上経ってるので、今読んだらまた違う感想を持つのかな?と、ちょうど最近私も気になってた作品です。
辛くてと書きましたが、壮大なストーリーだからそういうところもあるということで、明るいシーンや爽快なシーンなどももちろんあります!
キャラが魅力的で引き込まれます。
ご質問の「どんなストーリー?」には既に多くの方が答えているので、ただの私の思いを書いてしまいました……
あ。他の方も書いてますがBLジャンルではないですよ。
投稿者: POPCORN
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舞台は、1980年台のアメリカ。
主人公は、日本人の青年・英二(初登場時は19)と
ニューヨークの不良少年たちのボスをしているアッシュ(初登場時は17)。
戦争から帰還後、廃人状態のアッシュの兄が、口にした謎の言葉「バナナフィッシュ」。
アッシュ達は「バナナフィッシュとは何なのか?」謎を追う内に、巨悪と敵対していくことに…。
古い作品なので、最初のうちは絵が好みではないとかあるかもしれませんが、
アッシュがめちゃめちゃカッコ良くなるので安心してください。
お話がおもしろいので、引き込まれているうちに、いつの間にかカッコ良くなってます。
(アッシュが変身するわけではなく、作者の絵柄が変わるためです。)
(アッシュは、最初から美少年・イケメンという設定です。)
あと、質問のカテゴリーが「BL作品」になっていますが、
BANANA FISH はBL作品ではありません。
ご存じかもしれませんが、念のためお伝えさせて頂きます。
恋愛的な要素は、ほぼありません。
この作品が1980年台の少女マンガ誌に連載されていたというのが信じられないくらい。
シーモアでもジャンルは「ミステリー・サスペンス」「ハードボイルド」になってますね。
間違いなく、今読んでも面白い名作です。
投稿者: romance2
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普通の男の子奥村英二は、ちょっと物怖じとかしない子で、ティーンエイジャー位のこどもの年齢層のギャングで頭みたいな立場の男の子アッシュが、その英二と、友達という以上の特別な親しみを感じるようになっていく話です。
不良だなんていうかわいいレベルじゃあありません。BANANA FISHはある目的で開発された薬物名。
私は、アッシュがまだ17歳なのに、と思うと、彼の生きてる社会の過酷さが読んで辛かった。
「憎んで覇者となるよりも/愛して滅びる道を選んだ」と、作中の言葉に、吉田先生が言わしめてるものが、このストーリーの全て、と、思います。
ニューヨークを、縦横無尽に駆け、そして全力で生きた少年たち、そこには、仲間がいて、対立があって、苦しい記憶があった。
地下を走り回る連中の根城、戦い方、物凄い舞台装置です。