アジの開きさんがつけた評価
大本でもある魔法使いの嫁(まほよめ)を読んだこともあったのですが、シナリオ担当の三田さんのファンで読...(続きを見る)
大本でもある魔法使いの嫁(まほよめ)を読んだこともあったのですが、シナリオ担当の三田さんのファンで読み始めました。
設定はまほよめ基準ですがストーリーはリンクせず別物であること、作品内で世界観や単語などの説明がされているため、この作品単体で十分楽しめます。
まほよめとは人外と人間の立ち位置が少々変わっており、隣人寄りのエリアス(まほよめ側の人外)とは異なりジゼルは人間の世界で生きている人外です。力も見た目も異質な存在である彼女が、アオと出会ったことにより精神的に人間になっていく様は読んでいて微笑ましく思います。
また、アオもジゼルと共にいることで様々な人と出会います。良い人も悪い人もいますが、アオにとってはいい刺激になっていきます。アオはとある理由で幼い頃から差別されており、常にフラットな目線、対等な立場で向かい合うジゼルを大切に思う気持ちが伝わってきます。
(直接言葉にされずとも)同じような目にあってきたジゼルには少なからず感情移入してしまうのかもしれません。
新刊が出るとワクワクしながら読んでしまう作品です。
現代と魔法のマリアージュがお好きな方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。(閉じる)
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