今の家は14年前に購入した中古住宅です。
競売にかけられていた物件を不動産屋から購入したので前の住人の事は知りませんでした。
住みだして暫くした頃。。
仏間で昼寝をしていると人生初の金縛り、起きたくても目も開けられず体をピクリとも動かすことが出来ません。
そしてキーーーンと鳴り出す耳鳴りと、耳から脳へ向けてゆっくりと棒みたいな物をねじ込まれるなんとも気持ち悪い感覚と共に意識の中に大音量で鳴り出すお経を読む声。
今まで感じたことの無い「恐怖感」が心臓をギュッと掴んだ感じがしました。
微かにある意識を押さえつけようと物凄い眠気が襲ってきます、しかし瞬間的に「眠りに落ちたら死ぬ!!!」と何でか思いました。
眠気に必死で抵抗し、全身の力を込めて体に力を入れて、やっと手の指をピクリと動かす事が出来ました、それと共に全ての事からハッと開放されました。
時期を同じくして2階の寝室で寝ていた父親は夢を見ていました。
女性が出てきて父にお願いをしたのです。
「この家の敷地のどこかに女一人、男性三人が埋められているので掘り出して欲しい」と。
気持ちの悪い夢だったと笑いながら話していましたが、後日近所の方から聞いた前の住人の家族構成は母一人、父一人、息子二人と夢の話とピタリと合うものでした。
ただ殺人があったとかは聞かなく、一家は事業に失敗して転居したと聞きました。その後も金縛りや人の気配や視線は感じつつも実害は無いので今でも住んでいます。