14年前の、まだ私が小学生の頃の話です。
夏休みも残りわずかになった日の朝方、私の祖父が亡くなりました。83でした。
珍しく、その前日に夕飯を食べに我が家へ来ていました。
珍しくお酒も飲みながら、穏やかにそしてどこかソワソワしていたのを今でも覚えています。仕切りに母が泊まって行くように言っていたのが印象的でした。
虫の知らせだったのでしょうか。
祖父が帰ってすぐ、強烈な倦怠感に襲われ終いには高熱まで出てしまいました。
すると、夢の様ですが限りなく現実の様で、花の匂い、風、土の感触、全てがリアルな事が起きました。
綺麗なお花畑に私と祖父が居て何をするでもなくただ花を摘んだりお話をしたりただただ時間を過ごしていました。すると知らないおじさんがやってきて祖父と立ち話を始めました。
急に私は帰りたくなり、祖父に帰りたいと言ったら
「一緒にあっち側へ行くか?楽しいよ!このおじさんが一緒に行ったらっていってくれているんだ!」
といいだしました。
急に怖くなり帰り道を探しますがわかりません。お母さんと叫び続けました。
その時母の声がして、目が覚めました。
真っ青になり、何かを叫んでいました。とにかく、今日は私は寝ないで見ているからゆっくり安心して寝なさいと言いました。
母の話だと、亡くなった祖父が私を覗きこむ様にして覆いかぶさっていて、私がうめいていたそうです。。
おじいちゃん子でしたし、当時私はいじめを受けていました。だから、助けるべく連れていこうとしたのでしょうか、、、