今の家に引っ越してくる前の家で、ソレは起こりました。
まだ小さく、5歳だった私。
ある時、私はお風呂場によく籠るようになったそうです。
私以外、誰もいないお風呂場…空っぽの浴槽相手に、話をしているのだそうです。
一人で、楽しそうに、浴槽相手に延々と話を続けている私…
流石に様子がおかしい私を、母が止めようとしたそうですが、
「嫌だ！…""この子""が、お母さんが悪い人だから、言うこと聞くなって言っているもん！」
…""この子""…。母の目には、浴槽しか写っていません。
では私は誰と、会話していたのでしょうか…。
母は怖くなって、知り合いの霊感師を呼んだそうです。
そりゃ親は怖くなりますよね…。
そして、その結果…
恐ろしい事が分かったのだというのです。
「この子には、この世界とは別に双子の姉妹がいる」
「その子が、この子を""あっちの世界""に連れていこうとしている」
嘘か本当か、分かりません。
そのあと、色々あったようで今の私がいるわけですが…。
ただ、分かるのは、当時のことは、私自身記憶に全く残っていないということです。
今までの話は、母がずっと心配して聞いてくるので、他の人からの記憶で書かせて頂きました。
当時の、他の記憶は思い出せるのに、何故なんでしょうか…。
そして、思ってしまうのです。
今の私は、本当にその時の私のままなんでしょうか…。
実体験、失礼致しました。