マンガ多すぎ!業界最大級!!
無料会員登録で、新規登録クーポンプレゼント中!!
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP > 特集一覧 > オカルト恐怖体験2017【発表】
不思議な友達
私は昔から霊感がつよいです。気配さえあればそちらに集中することではっきりその姿が表情が、透けて、やんわり色づいてみえます。
他人の守護霊をみることもよくあります。
そんな私がいつ霊感を発揮したかといいますと、4歳の頃、初めて夢の国のお化け屋敷にいった時です。
最初はただそこが怖くてはいりたくなかったのですが、両親にすすめられていざ入ってみるとなんだかおかしな気分になったのです。ただ怖いわけでなく何か漠然とした重苦しい違和感です。
私はアトラクションの作り込まれようが凄いなあ、位にしかおもっていませんでした。
私はそれ以降なんにもなく父と乗り物にのってアトラクションを楽しみました。そして乗り物は屋敷の屋根裏にあがりました。
私はそこで再び違和感に襲われました。入口にいたときよりうんと重苦しい、不安になる違和感でした。耳鳴りがつよくなってきたので私は父の腕にぎゅっ、とつかまりました。
そして屋根裏にいる、他の幽霊とおなじように半透明の花嫁の幽霊がでてきた時、花嫁の後に妙にリアルで色のしっかりついた、現代の服装をした幼稚園位の男の子をみつけたのです。
しかも腕や、その腕がつかんでいる夢の国の木製人形のキャラクターが血塗れなのです。顔もなんだかほっそりして青白いのですが、まるでピエロのように笑顔がはりついています。
私は父に「あの男の子、リアルでこわいなあ」と男の子を指差しながらいいましたが「花嫁さんしかいないよ?」といわれました。そうしてるうちにも男の子はこっちを興味深そうに、私に目線をあわせてみていました。
乗り物はやがて出口にたどりつき、私と父は屋敷を出ようとしました。
ところがその時、出口にあの男の子がいました。相変わらずピエロのようなはりついた笑顔で私にばっちり目線をあわせています。
私の前を歩く父は彼にはきづかず、彼をすりぬけて出口をでていきました。私は勿論そこでたちすくみました。
しかしうしろからやってきた弟をつれた母にたしなめられて、私は父とおなじように彼をすりぬけ出口へあるかされました。出口の外から彼をみると、彼は「また今度一緒にお屋敷をまわろうね」といって屋敷の壁をすりぬけていなくなりました。
私は心臓がどきどきして、あわてて父の手をつかみました…。

あれからはやいことに15年以上が経過しました。私はあの屋敷で彼にちょくちょく出会います。
そこできづいたのが、彼はただ、だれかに自分の存在をきづいてほしいだけのようです。こちらにおそいかかるわけでもなく、ただピエロ顔でじーっと人々に目線をあわせているだけなので(そりゃあ血塗れの男の子に目線をずっとあわされたらこわいでしょうけどwww)。
しかも最近私のように、顔がよくしれている人間にはにこにこ年相応に無邪気にこちらへわらいかけています。
もしかしたら彼の成仏するときが迫っているのかもしれません。
ですから皆様、もし彼に気づいたら、腰のたかさでもいいです。彼に手をそっとふってあげてください。
そうすればあの屋敷に可愛い、かなり不思議な友達ができるでしょう…。

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ