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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP > 特集一覧 > オカルト恐怖体験2017【発表】
視線の先
私には、少し人と違う事が分かる時があります。
幼い時は人見知りで知らない人が居ると、母親の後ろにくっついたりしていました。
私は風邪をひき寝込むと、フワフワと意識だけが外に出掛けようとするので、パニックを起こし暴れたりしていました。
そんなある日、団地住まいだった私達家族は一軒の外人住宅を購入し、引越しをする事になったのです。勿論中古です。新築の家を買うお金などありませんが、安くて学校からも近く、即買いだったそうです。
その家に住み始めてひと月経った頃、姉と同じ部屋だった私は眠れなくていつまでもゴロゴロ寝返りを打っては、ソワソワとして2、3時間はそんな事を繰り返してやっと眠りにつくという感じ。
ある晩やはり眠れず寝返りを打つと、ふと誰かの視線を感じ、姉を見ましたが、スヤスヤと寝ているだけでした。次の日もやはり誰かに見られたいる感じがして、気味が悪く姉に話しをしてみても、気のせいだと言われ、そんなに怖いなら豆球を点けていいと、その日から寝る時にはオレンジ色の豆球を点けて寝る事に…ですが相変わらず寝つけず天井を見ていると、天井からぶら下がった蛍光灯の笠の透かし柄から漏れた灯りが、星や月の形をしていて何となく見て楽しく星や月が幾つ有るのか数えたりしていると急に視線を感じたのでギクリとして身体を強張らせ、ます姉を見ましたが、やはり寝ていて…?
ふと視線を少しだけあげた所に窓がありカーテンは閉まっている。閉まっている処から視線を感じるのか? でも開ける勇気もなく気がつくと朝になっていました。
その日の晩も同じ様に視線を感じ、母親に話すと、いつまでも起きてるから怖い想像をして、余計眠れないのだと言われ相手にされなかったのです。翌日の晩、やはり豆球を点けて横になり窓から意識をそらすために星と月の形をした光を眺めていると、光がゆっくりとジワジワ形を変え人の顔の様に見え出したのです。 「…え?」何が起こったのかよく分からず、目をパチパチとしても顔のでした。そして口元だけが弧を描き笑ている様に変わるのを見て、何かオカシイ…よくない感じがして、姉を揺り起こしたのです。ですが姉が起きてその光をみせようとすると、ただの星と月の形なのです。呆れた顔をして、改めて眠りにつく姉の姿を見ながら、1人で光の先を見るとそれを嘲笑うかのように顔の形に変化しており、

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