金持ちからもっと税金をとるべきか。
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この、現代社会のきわめて重要なテーマについて、
4人の知性が激論を交わします。
クルーグマンとパパンドレウは、金持ち増税に賛成。
・スーパーリッチの税負担をちょっと増やしても経済に悪影響はない。
・平等な社会のほうがいろいろな面で望ましい、
というのがその根拠です。
一方のギングリッチとラッファーは、金持ち増税に反対。
・がんばって成功した人からむしりとってそうでない人に渡すような社会でいいのか。
・増税しても、金持ちは賢い弁護士をやとって抜け道を探し出す。
・増税の前に、政府を改革して効率化するべきだ、
というのがその根拠です。
税の問題は、つきつめれば、誰からとって誰に与えるか、という問題になります。
その問題を考えるときの主要な論点を網羅した本です。
【主な内容】
第1章 金持ちからもっと税金を取るべきか?
賛成: ポール・クルーグマン、ジョージ・パパンドレウ
反対: ニュート・ギングリッチ、アーサー・ラッファー
第2章 ギングリッチへのインタビュー
一律10%課税はどうか
第3章 クルーグマンへのインタビュー
金持ちは最高税率70%でもいける
第4章 ラッファーへのインタビュー
税制を改革して12%の一律課税に