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沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第7弾。本書は本シリーズ「沖縄ことばの散歩道」の続編。著者は琉球大学名誉教授である池宮正治氏。前作同様に話が語源に及ぶことが多いものの、必ずしもこれをもっぱらに詮索したものというよりも、ウチナーグチに込められた生活、文化の交流といったものにまで手を広げていて一味違う印象を与えてくれる。ウチナーグチの単語をピックアップしてそれに解説を加えていくというやり方に加えて、日本の古語から沖縄のことばを解明していくに際して、その中間に位置する奄美地方の方言を俎上に載せて、ことばの変化の途中経過を明らかにしている。読み進めていくと納得する場面がたくさん登場する。現在使われている日本の言葉とウチナーグチには似ても似つかないと思われるものが多いが日本語の古層をたぐり寄せることによってそれらの接点が見出される。そしていまだに成り立ちが解明されていないウチナーグチが実に多く存在している。ウチナーンチュが普通に使っているような言葉にも、ことばの専門家たちの間で「語源不明」とされているものがたくさんある。ウチナーグチを通して日本語の奥の深さを噛みしめられる1冊が電子書籍として復刻。「1993年8月に出した『沖縄ことばの散歩道』の続編である本書は、語源にも話が及ぶことがあるものの、必ずしもこれを専ら詮索したものではない。沖縄ことばが、基底の部分で紛れもなく日本語であるという動かない認識の上に、往時の沖縄(琉球)が中国や東南アジアや朝鮮、日本に通行していた環境、広がりを考えてみたい、というのが筆者の一方の関心と興味である(1995年当時のあとがきより)。」
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