「気持ち良い~……! プリネ、プリネもおいでよ!」 「危ないよ、ペルセ。そんなに興奮して海にでも落ちたらどうするの」 高速艇の甲板で手摺りにもたれ、潮風を受ける水着姿の双子たち。学院長より奏世楽器の運搬と秘匿の依頼を受けたフォロンたちは、暴走する陸軍の追跡をプリネシカの機転によって辛くも逃れ、洋上で束の間の休息を楽しんでいた。そんななかひとり、軍人――好きでも嫌いでもないただの人間――と戦うこと、彼らに対して上級精霊の『力』を振るうことに悩むフォロン。ところがそこに、男物のパンツを片手にコーティカルテが迫る! 「お前も束の間の海を愉しむがいい」 アフタースクール第3弾!! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください