■毎日あらゆる場面でさまざまな問題が果てしなく起こり続けています。
そしてあなたは、こう考えるかもしれません。
「自分に起こっている問題を解決しなければならない」
それは錯覚です。まず、その錯覚から覚める必要があります。
問題を解決しようとすることは、実は無駄なことなのです。やめて良いことです。
一時的に問題が解決したかのように見えても、必ずまた問題は起こります。
なぜでしょうか。
それは、問題は起こるべくして起こっているからです。
■問題は、人が解決するのではありません。
目を覚まして、日々起きてくる出来事とただ出会っていくことです。
自分の中にある罪悪感や無価値感、怒り、恐れ、悲しみを、そのまま見てあげることです。
そうすると、問題をそのまま受け止めて、解決せずに生きることを選べるようになります。
こうして生きていくと、毎日を幸せに過ごせる種が見つかり、芽吹くかもしれません。
その種が見つかると、「これでいいんだ」と、まったく新しい生き方が花開いていきます。
「誰かから教えられたから」ではなく、自分自身で「道」を歩けるようになります。
だから、矛盾は矛盾のままでいい。
■この本は、あなたが生まれ持った力に気づき、
この瞬間をハートで感じながら生きることを選べるように構成されています。
※本書は2013年6月にヴォイスより刊行された同タイトルに、再編集、加筆修正したものです。