法はいかにして文明を構築したのか? なぜヨーロッパの法が世界を席巻したのか? 古代のハンムラピ法典から、現代の国連法まで、4000年に及ぶ法の歴史を紐解く決定版。
「ルール」はいかに世界を変えたか
マフィアの掟、宗教の法、チベットの慣習法……
国家の法にとどまらず、これまで見過ごされてきた〈共同体独自のルール〉にも光を当て、
法の役割を捉え直す。
古代のハンムラピ法典から現代の国連法まで、
4000年に及ぶ法づくりの歴史を俯瞰した、法人類学の決定版。
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法はたんなる規則の集まりではなく、
秩序と文明をつくりだす手段にほかならない。
人間社会がなぜこのような形になったのかを知りたい人にとって、
必読の一冊だ。
――ラナ・ミッタ―(オックスフォード大学教授)